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水の安全性 Q&A

水道水が飲める国の危機

家庭で簡単にできる水質検査の方法はありますか。

  残留塩素・ph・硬度・アンモニウムイオン・亜硝酸イオン・硝酸イオン・リン酸イオン塩化物イオンなどを調べるための試薬がそれぞれセットになって市販されており、薬局やデパート、理化学器機店などで安価で入手できます

飲み水の発癌物質の基準値について説明してください。

物質の毒性について、この程度までなら害がなく安全であるという限界の値を閥値(いきち)といいますが、発癌性物質についてはこの閥値というものがなく、たとえ発癌物質の分子が一個しかなくても、その一個が遺伝子に作用して癌を引き起こしてしまう可能性があるのです。その《リスクマネジメント》という考え方から、WHO(世界保険機構)では発癌リスクを10万人あたり一人以下に抑えることが期待できる基準として、飲料水のクロロホルムの濃度を30ppb以下と定めています。日本の基準値はWHOよりもずっと甘く、60ppb以下となっています。

  湯ざましの水は安心して飲めますか。

  水は加工を嫌います。水を加熱すると、確かに塩素は無くなりますが、溶け込んでいる酸素も失われて《死んだ水》になっています。煮沸した後の水で金魚を飼っても長くは生きません。飲用する為には、湯ざましの水を空気と振り混ぜて飲むと良いでしょう。

  トリハロメタンは沸かせば大丈夫ですか。

  トリハロメタンは煮沸すると濃度が4倍近くにも増えるため、沸いた直後に飲むことは絶対に避けることです。ただし、そのまま5分から10分程度沸かしつづければ空気中に逃げます。しかし、最近のように密閉された電気保温ポットでお湯を沸かすのは、トリハロメタン量を増やすだけなので最悪です。

  朝、いちばんの水道水は危険といわれますが本当ですか。

  朝、いちばんに水道の蛇口から出る水は、当然ながら一晩中水道管にたまっていた水で、有害物質がたっぷりと溶け込んでいる危険な水です。少なくとも最初のバケツ2、3杯分は飲料以外に使い、その後の水を飲むようにするのが賢明です。

  ミネラル分は水から摂る必要がありますか。

  ミネラルとは、人間に欠かせないカルシウム、マグネシウムなどの鉱物質の成分をいいます。他にも鉄やマンガン、銅、亜鉛、セレン、ヨウ素、コバルトなどの必須微量元素が数多くあり、一日の推定必要量が定められており、摂りすぎは毒として働くこともあります。水のミネラル分がよく問題にされますが、水に頼る必要は全くなく、バランスのよい食生活を心がけていれば、一日の必要量は自然に摂取できます。仮に水からミネラルを摂取するとすれば1日にドラム缶1本分の水を飲まなければなりません。

  飲料水の適否試験を依頼するにはどうしたらいいのですか。

  最寄の保健所に依頼するのが簡単です。保健所で水質検査用の容器を借り、その容器に水をいっぱい採って持っていけば検査をしてくれます。結果が判明するのには1〜3週間ほどかかります。有料です。


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